創作日記42 〜ストーリーを考える最初の一歩ってしんどいよね〜

小説でもイラストでも、全く何もないゼロの状態から何か出すのはしんどい。
仕事術のような話でも、とりあえず何か作って上司に見せれば、上司も何もないよりずっとアドバイスしやすいという話もあるように、
なんとなく構想がまとまっていないと、アイディアも出しづらい。

小説ってどうやって書き進めるんだっけ。過去に何か書いてないですか?
↓ありました。さすが鳥羽先生。
創作日記32 〜ようやく固まってきた小説の書き始め方〜

……これ、構想固まってからの話ですね。
構想が今、固まってないんですよ、アイディアはあるけど一部だけで全体像が見えていないんです。
はい、対策していきましょう。

アイディアを整理しよう

構想が固まらない段階でも、さすがに何かしらアイディアはあるはずです。
今考えているものだと
「西洋っぽい感じで」「大剣持ってる大男だけど顔は中性的な少年」「弓を使う少女と出会う」
とかですね。

もしこれが「西洋っぽい感じで」がなければ、近未来で機械仕掛けの剣や弓を使って戦う学園モノとかにもなったのですが、
今回は世界観は西洋で固まっています。

次。
大体どんな感じのストーリーなのか。
最初に思いついていた人物を軸に考えていこう。ということで少年と少女が主要人物なのは確定。
次に、二人が「剣」と「弓」を持っているのに推理モノでは無いでしょう。たぶん。
ミステリーを入れるのは良いけれど、推理ファンタジー……むしろありだろうか?
でも剣と弓を活かせない気がする。活かそうとするとこの二人が犯人になりそう。
ちょっとイメージと違うので純粋にジャンルはファンタジーで行きます。
できれば魔法も入れたいかな?

結局のところ、アイディアとして浮かんでいるものから連想し、「イメージと違う」ものを削ぎ落としていくことで
整理できると思います。
アイディアを膨らませることは無限にできてしまうので、最初はやらないことを決めると選択肢を絞れるので考えやすくなります。

 

概要はできた。ではどんなストーリーにする?

剣と弓、とくればバトルは入れたいな、と思うのですが、なぜ少年少女は戦うのか。
僕の創作におけるテーマは「人間の生き様」だったりするので、少年少女の人生観や必死に生き抜く姿が書けたら良いなと思うんです。さらに、二人の関係の微妙なニュアンスも伝わると良いな。

ストーリーも無数に考えられるところなので、まずは自分が書きたいものをはっきりさせて、そこに沿って展開を絞り込んで行くのが良いと思います。
アイディアの段階でも書いていますが、結局「イメージと違う」ものを削ぎ落としていくのがポイントでしょうか。

今回は、イメージとしては勧善懲悪にします。

主人公が私利私欲で戦う展開も考えましたが、読者が全力で応援できるストーリーにしたいな。
だけどそこはリアルも入れて、生きていくのに最低限必要なお金は受け取っとくべきなんじゃないか。
ということで、二人は傭兵稼業で生活しているんじゃないか。というアイディアが生まれました。

戦う相手はどうしようか。思いっ切り攻撃できるのは人外のモンスターとか悪魔とか吸血鬼になるんですが、
相手が人間の方がドラマは生まれやすい。
でも思いっ切り人間を死なせてしまうと血なまぐさい。
戦闘不能に追い込むくらいが妥当だろうか?
うーん悩む。

ここは詰めすぎず、別の角度から深掘りして決定することにする。

 

まとまってきたけど次何したら良い?

アイディアがないとどうにもならないのも事実なんですが、ここまで考えたのは良いけど、これからどうやって書き進めていく?
なんとなく書き始めるにはまだまだしんどい段階だ。

今の段階で構想ができているのは次の通り。

  • テーマ
  • 主要人物
  • なぜ敵と戦うのか
  • 世界観

そう、まだ具体的にストーリーの骨格が決まっていないのである!
さっきの段落でストーリー決めたつもりになっていたのに、具体性はなかったのです。
書き出してみて気付きました。困ったら書き出してみるのはとても大事。

テーマや主人公達、敵と戦う動機やテーマは裏付けになるような部分であり、そもそも何か起きてストーリーが進んでくれないと活かしようのない部分なのです。

ここで、先ほどの敵をどうするか、という課題を思い出します。
勧善懲悪なのだから、誰かが悪事を働いているんだろう。
疫病を自分で撒いて治して稼いでいる悪徳医者。とかどうかな。ちょっと生々しいですね。
吸血鬼にしようか。吸血鬼が村を襲っているからなんとかしてくれ……だとちょっと深みが足りないかな?
医者が撒いた吸血鬼病にかかったとかどうだろうか。医者にそんな力あるのか?
魔法を入れたかったことを思い出す。魔術の類で吸血鬼を作った人物がいる。
どうだろう、これ。元が人間の吸血鬼。人間の面も吸血鬼としてのバトルも書けるし黒幕もいる。

行ける気がする!!

最終的にはそう思えるかどうか。だと思います。

 

まとめ

今回の手順を書き残してまとめとする。

  • 最初はインスピレーション
  • インスピレーションと自分のやりたいことを照らし合わせ、アイディアを確定できるところから固めていく。
  • アイディアを具体的なストーリーに落とし込んでいく。ストーリー自体も、自分のやりたいことと照らし合わせて決めていく。

ポイントはなにか決めるときは常にテーマと照らしあわせて決めていく。という基本方針と、
インスピレーション→アイディア→ストーリー、とステップを踏むという二つの軸があるということ。

このあとは小説に必要な部分から作りこんでいくことにする。
必要な部分を列挙してみる。

  • 主要人物の紹介エピソード = 主人公が冒頭で活躍したりするシーンのこと。
  • エンディング = 今回のストーリーを通して何が変わったのか、ということ。世界は平和になりみんな幸せに暮らしました。とか。
  • テーマの提示 = 今回の核となるできごと。
  • 結論 = テーマに対しての答え。主人公が敵をぶっ飛ばしたりして事件が解決する部分ですね。

こういう必要な部分や構成をある程度フォーマット化してしまうのも、ストーリーを考える上での手助けになると思う。
いつもと違う構成にしたければフォーマットを崩すことを意識できるし、常に変化させ続けることもできる。

 

行き詰まったら皆さんも文章化してみてはどうだろうか。