小説書評 経済を題材にした、掛け合いが楽しいファンタジー 〜狼と香辛料〜

狼と香辛料

知っている人も多いかと思いますが、「狼と香辛料」という小説が発売されてから10周年だそうです。

狼と香辛料 & 支倉凍砂 10周年公式サイト

それに合わせて、Kindle版で全巻まとめたものが発売されました。
こちら、20%がポイントで返ってくるため、Amazonを利用する方なら実質20%オフで購入できます。さらに合本版のみのあとがきやショートストーリーといった特典もあります。
僕も気になりつつ、なかなか読まずにいた作品なのでこの機会に購入、読み始めました。

 

 

 

掛け合いが楽しい

まず、ホロ(表紙の女の子)とロレンス(主人公)の掛け合いが楽しい。
男女の掛け合いなのに、騙し合いのような冗談が混ざったり、その中に本音があったりと一言一言が楽しく読めます。
かと思えばその中に伏線が入っていたり、深い部分の心情が語られていたりと目が離せません。

この痛快さは、他の作品ではなかなか無いのではないでしょうか。

 

 

経済がわかる

過去に新聞にも紹介されたことがあるそうですが、経済を題材にした作品なので、経済を学ぶことができます。

主人公は行商人ですし、例えば序盤から為替の仕組みが語られたり、起きる事件も経済の仕組みを上手く使ったものだったりと、僕も経済を学んでみようか、という気になりました。

 

 

何度読んでも面白い

実は狼と香辛料、1巻と2巻は3年ほど前に読んでいました。

今回、合本版でせっかくなので最初から読みなおしてみて、話の大筋は覚えていたものの、肝心の事件のカラクリを全く覚えていなくて、どうしてこんな事件が起きたんだろう、とドキドキしながら読むことができました。
おそらく前回読んだ当時経済とかさっぱりだったので理解していなかったんだと思います。

また覚えていたエピソードでもやっぱり掛け合いが楽しい
何度も書いていますがこの作品がぐいぐい読めるのはこの掛け合いがポイントではないかと思います。

余談ですが当時は僕が小説を投稿しよう!と思い立った時で、電撃大賞に応募しようとしていたので、過去の受賞作品を読んでいまして、その中でも知っていたタイトルなので手にとったのが経緯でした。そのままなんやかんや忙しくなったりして離れていたのですが、やっぱり全巻読んでおきたい作品だと思いました。

最終巻の続編にあたる短編も連載が始まっているようですし、読んだことがない人はこの機会に読んでみてはいかがでしょうか。
読んだことがある方も電子版なら場所を問わないので読み返すのにも最適ですよ!