Coloso(コロソ)は動画でクリエイターの技術を学ぶことができるWebサービス。
Web広告でもよく見かけるので見かけて気になっていた人も多いのではないだろうか。
僕はColosoでイラスト講座を2つ購入して視聴したので、その体験からColosoについて紹介する。
Colosoのイラスト講座ページはこちらから
※ちなみに案件とかではありません。僕がColosoを気に入ったので勝手に紹介しているだけ。
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最初に前提として、僕が購入している講座を紹介しておく。
それぞれの購入動機も後述するが、どちらも(たぶん)韓国人のクリエイターだ。僕は最近韓国の人がゲームイラストなどで活躍しているのを多く見かけていて、ぜひノウハウを学びたいと思っていたので興味を惹かれた。
イラストレーター、チャンさんのイラスト講座
イラストレーター、チャンさんの講座。
講座ページで紹介されているチャンさんの作品に惹かれたのと、チャンさんがアズールレーンのイラストを手掛けた経験があるとのことで、ゲームイラストのような作風が描けるようになりたいと思い購入した。
Colosoについて知ったYoutubeの広告動画でも、たしかチャンさんの講座の紹介だったと思うのでCOLOSOに惹かれたきっかけのクリエイターでもある。
イラストレーター、ホ・ソンムさんのイラスト講座
イラストレーター、ホ・ソンムさんの講座。
人体を描くドローイングの技術を学びたくて購入した。
colosoのメリットについてレビュー
Colosoには有名作品に関わったイラストレーターが多数在籍
Colosoのイラスト講座ページを開くと、クオリティの高いイラストのサムネイルが並んでいる。
講座のページを開いてみると講師の紹介がされており、経験豊富なクリエイターばかりなことがわかる。
海外のクリエイターが多いが、日本でも活躍した経歴のクリエイターが多く「あの作品に関わってる人か!」と驚くことも多い。
colosoのイラスト講座はボリュームたっぷり
Colosoのイラスト講座を購入すると、20~28本くらいの動画が視聴可能になる。
1本の動画は1時間前後のものが多い。
僕が購入したチャンさんの講座は22本の動画で合計20時間と2分46秒、
ホ・ソンムさんの講座は28本の動画で合計26時間と30分9秒だった。
Colosoのイラスト講座はただのメイキング動画ではない、講座別に異なるテーマが学べる
Colosoのイラスト講座は動画で講師が実際に絵を描きながら進む。
ただのメイキング動画というわけではなく、講座ごとに決まったテーマに沿って進んでいく。
テーマについては各講座の中で紹介されているので、購入前に自分の学びたい内容かじっくり確認して欲しい。
僕が購入したチャンさんの講座ではキャラクターのデザインと色合いの決め方、
ホ・ソンムさんの講座は人体の描き方と演出が主なテーマとなっている。
また、どちらも最初はその講座を通して何を学んで欲しいのか?が語られ、講座の回が進むごとに基礎的な技術や練習法、実践の方法、最終的にはイラストを仕上げる形式と進んでいく内容だった。(すべての講座を購入したわけではなく、他の講座も同じかはわからないので注意して欲しい)
とはいえ、単純なメイキング動画として見ても参考になるため絵柄などが好みなイラストレーターの講座を購入する、というのもありだと思う。
Colosoのデメリットについてレビュー
COLOSOには海外の講師が多く、日本語は字幕のみ対応なことが多い。音声も外国語
Colosoでは海外のクリエイター、特に韓国のイラストレーターが多く、講師の声での解説も韓国語ということが多い。
日本人の講師も少ないがいて、講座ページの紹介動画では講師の肉声が入っているのでここで日本語で紹介されているのであればおそらく講座も日本語だと思って良さそう。(ここは、責任が取れないので自分でそのクリエイターについて調べるなどして欲しい)
その一方で、言葉がわかりづらくとも好きなイラストレーターの講義であれば日本語字幕を読んで受講する価値はあると思う。
ちなみに講師がペンタブで文字を書くシーンが何度もあるが、そこも画面上で字幕というかテロップが入るので理解は可能。
Colosoのイラスト講座は初心者にはハードルが高そう
Colosoでは、テーマに沿って講座が進むのだけど、使用するソフトの操作方法についてはほとんど解説がなく、知っているものとして進むことが多い。描き方というより考え方の説明が重視されているように感じた。
例えば「ここで乗算レイヤーを作ります」とは言われるけれど、乗算レイヤーって何?という人へのフォローはない。
他にも「今どのブラシで描いてる?」というのも、動画を見て確認すれば良いのだけど、そもそもブラシの設定などの知識がないと理解できない。
そのため、イラストを始めたての人は何をしているか理解するのが難しいかもしれない。
Colosoの講座は価格が高い。徐々に値上がりするので欲しいなら早く決断するのが吉
基本的に講座は価格が高く、35,000円の講座が多い。
なかにはイラストレーター2人による講座で140,000円というものもあった。
ただ、安心してほしいのはColosoは基本的に発売した直後は割引価格となっている。
その割引率は48%引きなど高く、元値が35,000円なら18,200円となり、高いけど手が出ない価格ではない。
140,000円の講座に至っては76%割引で33,150円となっていた。
価格は毎週金曜日に徐々に値上がりする仕組みになっているので、気になるクリエイターの講座があったら早めに内容を確認して購入するのが吉。もちろん、安いものではないので慌てず考えて決めて欲しい。
ちなみに、クーポンを活用すると多少(2,000円くらい)価格を抑えることは可能。
2022/09/11時点でのクーポンなので注意。このクーポンも、僕が気に入ってるから紹介しているだけで案件ではない。
ColosoのLineアカウントを友だち登録してもクーポンがもらえる
Colosoの、メリットかもしれないし、デメリットかもしれない点についてレビュー
Colosoのイラスト講座はでは動画で講師が実際に描いたデータがダウンロードできるが、内容がマチマチ
Colosoでは参考資料として、実際に使用されたデータをダウンロードできる。
内容に関しては正直マチマチで、何がダウンロードできるかも講座ページに書いてはあるもののわかりづらい。
例えばチャンさんの講座なら「作品数:2点PSDファイル11点」という感じ。
※PSDはPhotoshopの形式だけど、クリップスタジオペイント(クリスタ)を持っているなら開ける。
結構たくさんダウンロードできるんだなーくらいしかわからない。
僕が購入したチャンさんの関連資料のPSDファイルについてはラフとはいえプロイラストレーターが描いたもので、おそらく劣化がない解像度。
さらに講座の中で完成させたイラストに関しては、レイヤー構造までしっかり収録されて、300dpi、ピクセル数で言うと6000×4545ピクセルの高解像度。
プロが描いたそのままの解像度、レイヤー構造もそのままのファイルというのはお金を出しても入手が難しい。
イラストの技術書に時々、付録としてついているが大体の場合、解像度を下げられていたりレイヤーが統合されて簡素化されている。
正直、このファイルだけでも2万円なら元が取れていると感じた。
その一方で、僕が購入したホ・ソンムさんの関連資料に関しては基本的にjpgで、イラストというより本当に講座の資料、図説という感じだった。
元々、講座の動画目当てで購入しているから良いのだけどチャンさんの特典ですげえ!となっていたのでちょっとがっかり、というのが正直なところ。
講座によってダウンロード資料がマチマチだが事前に詳細がわからないため、気に入る資料がダウンロードできたらラッキー、くらいに思ったほうが良さそう。
まとめ:Colosoのイラスト講座はどれも面白そうで全部購入したくなる
上記でデメリットについても記載したものの、Colosoのクリエイターは全員クオリティが高く、全部の講座を受講してみたくなる。
ただ、こちらも前述したようにボリュームたっぷりで視聴に時間がかかるし、自分の技術として身につけるために実際に描いてみる時間も必要だ。
それと、全部購入すると多くの金額が必要になる。
※2022/09/11現在で、イラストの講座だけでも33の講座が存在する。どれも2万円前後で販売されているため、全部購入すると60万円ほどかかる計算になる。
とはいえ、今後も時々内容を確認して魅力的な講座を見かけたら購入してしまうと思う。
受講する時間は、なんとか作るしかない……。